■マネジメント・プラン:フェーズ①~⑤
① ビジネス・コンセプト(経営概念)
ビジネスを行うにあたってのバックグラウンド(コンセプト)の生成から始まり,
事業化するためのバックボーン(コンセプト・キーワード:社会的使命,自社の強み)
を明確化します.その上で,「企業理念」「中核的能力」を生み出し「生成領域」
を導き出します.
② ビジネス・スキーム(事業計画)
フェーズ①に基づき「事業方針」と「事業構想」が打ち出され「事業計画」が策定されます.事業領域・方向性,事業規模を経営に携わる誰もが分かるように具体的に(言葉の他,数値・図表)示したものが「長期事業(経営)計画」です.⇒より鮮明に長期的な視点で具体的に表すことが重要です.
③ ビジネス・ストラテジー(経営戦略)
フェーズ②を,より効率的に達成させるための方策の構築が「経営戦略」です.ここでは「戦略目標」「外部環境」「内部環境」がキーワードです.「長期経営計画」を基に「戦略目標」を定めるとともに外部・内部の環境要因を収集します.市場環境と自社の経営資源が事業構想を実現するためにマッチングする状況にあるか否か,「 経営資源の活用方法や補い方」あるいは「事業構想の見直し」を環境要因に照らして大局的に洞察することが大切であり,より合理的な方策を三つのキーワードから導き出します.
④ マネジメント・プラン(単年度経営計画) フェーズ①~③を基に,「単年度経営計画」を行います.すなわち,長期的な計画の実現(①~③)のために当期に行うべき事柄を具体的に示すものが「単年度経営計画」であり,社員全員に役割を割り当て(経営資源の使い方をあらかじめ決めておく),さらに予算の割振りと実行を策定するものです.⇒人事,商品開発,生産・販売,設備投資,財務政策(資金調達)についての年間計画で,実効性のあるものにするためには外部・内部の環境要因についての情報収集が欠かせません.並行して「利益計画」と「資金計画」を総合的に示し,さまざまな状況を想定したシミュレーションを何度と無く織り込むことを通じて,より実効性の高い計画案が策定されます.
⑤ マネジメント(経営執行管理) 「経営執行」は,フェーズ④の実際の業務遂行と位置づけられます.仕入,生産,販売,回収の活動からなる「業務サイクル」と管理上の「経営管理サイクル」とに分けられます.それぞれ,前者は業務活動の日々の改善を,後者は計画→実行→分析→是正を通じた管理サイクルの同じく改善を「単年度経営計画」との予算・実行の管理を通じて,よりハンドリングしやすいようにブレイクダウンすることができます.